手探りから、はじまった

野沢鉄工の歴史は、クズ鉄集めからはじまった。
時代は高度経済成長期のまっただ中、全国を駆け回り
依頼を受けた仕事なら断ることなく向き合った。
鉄塔の制作・組み立てや電飾看板の取り付け、
そして今の事業に続く建築鉄骨の製造・組立。
試行錯誤を繰り返し、事業の拡大と共に仲間を増やしながら
ノウハウではなく「巧」の志で、期待に応えてきました。
「頼まれたことは、どんなことでもやってのける。」
創業時に胸に抱いた想いは、今日も野沢鉄工に息づく精神になっている。

無機質な鉄骨に、いのちを吹き込む。
建築の基礎となる鉄骨製造を託される責任を、
培った巧(わざ)で果たし続けることこそ
野沢鉄工の揺らくことない使命です。
ミリ単位の狂いも許さない「人」の技術力、
そして時にはやりすぎなのではないか、と思われる程に、
積極的に導入する「知識アップデートの為の勉強会」。
この両輪で、多様化する時代のニーズに答え続くて来たからこそ、
「野沢鉄工に任せれば、大丈夫。」と、
信頼を寄せられる企業になることができた。

決して、いい時代ばかりではなかった。
それでも全社員が一丸となり、変化に柔軟に対応することで
逆境を乗り越え、進化を遂げてきました。
時代に先駆け導入した、CADシステム。
業務の効率化とコストダウンを叶えた、一次加工ラインシステム。
現状に甘んじることなく、未来を見据え
次の一手を打つことで磨かれた、時代の荒波にも負けない価値。
野沢鉄工は、常に挑戦する姿勢で時代を駆け抜けていく。

各専門分野のプロフェッショナルが集まり、
一つの鉄骨をつくり上げる。
お客様の声から、求められる要望の本質を掴む営業。
迅速にコストを明らかにする、積算。スケジュールを死守する制作管理。
迅速かつ正確に図面を引く、設計。
図面と寸分の狂いもなく、鉄骨を製品にする製造。
出来上がった鉄骨の品質を、厳しい目で点検する品質管理。
そして、その鉄骨が建物となる瞬間まで見届ける施工管理。
様々な個性の知恵と技術で、野沢鉄工の品質は作り上げられています。

たった一人の創業から始まった野沢鉄工は今、
多くの個性が集い、進化を続けている。
目まぐるしく変化する建設業界の中で、
この先もずっと「まっすぐ、強く」あるために。
常に時代の先を読み、攻めの姿勢で生産体制を整えること。
受け継がれてきた「巧」の志や技術で、
未来を担う人たちの幸せな暮らしを支えること。
野沢鉄工は、時代の荒波に負けない強さで、
新しい時代を切り拓いていきます。

 巧みであれ。